ホームページ制作の必要性

ホームページ制作

この記事は「ホームページ制作を検討している、または迷っている人向け」の内容です。

予算に余裕があれば、あまり迷うことなく制作に踏み切られると思いますが、初めてだとホームページに費用をかけるべきか悩みますよね。

SNSがあるからホームページはいらないという意見も聞きますが、実際は業態やサービス内容によって必要かどうか変わってきます。

今回は制作側の立場だけでなく、複数の視点からホームページの必要性ついて解説します。

ホームページの役割

皆さんは「ホームページ」と聞くと、どのようなイメージが思い浮かぶでしょうか?

  • お店や会社のイメージ看板
  • 持っていると信頼性がある
  • 制作時にかかる費用が高い
  • 運用には専門の知識が必要

このように様々あると思いますが、いずれのイメージも一長一短です。

実際にホームページを制作するメリット・デメリットとして、主に以下の3つが挙げられます。

ホームページ制作のメリット

① レイアウトの自由度が高い

SNSやブログサービスなどは、「文字を打つ」「写真をアップロードする」といったように、初心者でも簡単な操作で編集できるのが大きなメリットです。

しかし、大半のサービスではレイアウトを変えられないため、見た目で他との差別化をすることが難しい傾向にあります。

HTMLやCSSの知識が必要ですが、ホームページはレイアウトを自由に変えられるため、打ち出したいイメージを反映しやすくなります。

② 他の情報に埋もれにくい

SNSでは投稿してから10分も経たないうちに、他の投稿によって自分の投稿が一瞬にして流されてしまいます。

広告媒体にしても掲載当初は見てもらえますが、基本的に自分より上位プランの情報には太刀打ちできません。

ホームページは検索エンジンに反映されるまでに時間がかかりますが、過去の記事も対策によっては上位表示されるため、じっくり時間をかけてページを育てることができるのです。

③ 検索ユーザーを取り込める

検索結果に反映されるまで時間がかかりますが、ホームページを制作する最大のメリットはこれです。

検索からの流入は何となく目に留まった場合と違い、「困っているから調べた」「詳細を知りたくて調べた」など、ユーザーの目的がはっきりしているため、商品の購入や来店に繋がりやすくなります。

ホームページ制作のデメリット

① 運用のハードルが高い

ホームページは制作したら終わりではなく、集客や問い合わせなど、実際の目的に結び付けなければなりません。

そのためには分析に基づくサイト内部の見直しや、継続的なページの更新が必要となります。

HTMLやCSSと合わせてWebマーケティングの知識が必要になるので、多くの人が業者に丸投げしてしまいがちです。

② 上位表示に時間と労力がかかる

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示を狙うには、質の良いコンテンツを作ることはもちろん、クローラーと呼ばれる巡回ロボットが認識しやすいサイト構造にする必要があります。

これを俗に「SEO対策」と呼びますが、即効性や裏技的なものがあるとは言い難いので、仕組みを理解した上でコツコツと取り組まなければなりません。

時間だけでなく専門的な知識が必要とされ、専門業者に依頼すると1キーワードあたり月数万〜数十万のコストがかかります。

③ 業者だと修正・更新費用がかかる

ホームページ制作会社では納品後、「写真や文章を変更してほしい」「ページを追加してほしい」といった要望がある場合、ほとんどのケースで有料になります。

毎回依頼するのが面倒だったり、上手く意図が伝わらなかったりすると放置になりがちなので、制作時以上に運用時のコミュニケーションは大事です。

後でトラブルにならないためにも、契約時に「どこまで対応してもらえるのか」きちんと確認しておきましょう。

ホームページが必要な場合

珍しいサービスや話題になりそうな商品を取り扱っている場合、ホームページは「作るべき」だと言えます。

検索エンジンにおいて“地域名+サービス”で表示された場合、SNSや広告媒体に比べて先行優位性を保ちやすいからです。

見込み客や取引先にホームページを見てもらえれば、あらかじめ必要な情報を伝えることができるため、ビジネスにおいてイメージ戦略の幅が広がります。

名刺やチラシにホームページのQRコードを付けるなど、紙媒体からダイレクトに誘導する方法もおすすめです。

ホームページが不要な場合

反対に以下のケースに当てはまる場合は、ホームページの必要性が薄いと言えます。

  1. 美容室でホットペッパーに掲載
  2. 飲食店でグルメサイトに掲載
  3. 文字より写真で判断される事業

これらに共通するのは、店舗数や競合が多い+知名度の高い広告媒体があるということです。

美容室に関しては「ホットペッパーからお店を探す」という人が多く、飲食店も食べログやぐるなびといったサイトからお店を選べるため、SEO対策に力を入れても効果を実感するのは難しいでしょう。

また、写真から判断されるものはSNSが主流なので、この辺りも考慮すると良いかもしれません。

広告の仕組みついては『ポータルサイトをやめられない理由』で解説しているので、興味のある方はそちらもご覧下さい。

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