見やすいホームページとは?

ホームページ制作

この記事は「ホームページの改善やリニューアルを検討している人向け」の内容です。

現在は大半の人がスマホから情報を見るため、レスポンシブのWebサイトが主流になっていますが、PCサイトがそのまま縮小されて表示されているケースもまだ意外と見かけます。

せっかくホームページに辿り着いてくれたにも関わらず、スマホだと見づらいという理由で離脱されてしまうともったいないですよね。

そのため、結果的にサイトを見やすくすることは機会損失を防ぐ重要なポイントです。

今回はどのようなホームページが見やすいかについて特徴を挙げていきます。

見やすいホームページの特徴

見やすいホームページに共通していることは、外観とコンテンツにおけるバランスが取れているという点です。

人の第一印象が会った瞬間にほぼ決まるのと同じく、Webサイトも開いた瞬間に読み進めるかどうか決まってしまいます。

どちらも事業やサービスへに対して信頼できるかどうかの判断材料になるため、ホームページだとメインビジュアルで印象が決まるといっても過言ではありません。

ホームページのメインビジュアル

訴求力を高めようと広告文を詰め込み過ぎても見づらくなりますし、特殊なデザインで差別化しようとするとターゲットが狭まってしまう。

加えてユーザーが求める情報に対し、辿り着きやすいサイト構造かどうかも重要になります。

外観的な見やすさ

読みやすいフォント

テキストのフォントと配色は読みやすさに大きな影響を与えるため、フォントサイズと行間を適切に設定し、背景画像に文字を重ねる場合はシャドウやオーバーレイを活用しましょう。

スマホであれば、本文のフォントサイズは14〜16pxが一般的ですが、Googleの推奨に合わせて16pxに統一するのが無難かもしれません。

ただし、テーブル内の折り返しなどで見づらくなる場合もあるので、コンテンツによって上手く使い分けることが必要です。

適切な周囲の余白

情報が詰め込まれていると窮屈な印象を与えてしまい、見やすさを損なってしまいます。

そのため、各デバイスごとにpadding・marginを微調整し、それぞれに最適な数値を見つけることが必要です。

個人的には1pxの差で印象は結構変わりますが、人によっては気にならないレベルかもしれないので、どこまで追求するかは制作側やデザイナーの感覚次第かなとも思います。

計算された配色

洋服をコーディネートするイメージに近く、配色やトーンの足し引きが計算されたサイトは内容が入ってきやすいという特徴があります。

例えば、3色以内にまとめると統一感が出たり、多色使いでもトーンを揃えているとデザイン性とのバランスが取れたりするので、画像やその他のコンテンツが引き立つんですよね。

このあたりも制作者のセンスや経験値によるところではあるので、実は割と特徴が出やすいポイントかもしれません。

構造的な見やすさ

明確な階層構造

タイトル・見出し・段落・画像を適切に配置し、コンテンツの階層を明確にすることで、ユーザーがページ内をスムーズに閲覧できるようになります。

また、ヘッダーメニューは重要な項目のみ表示させ、フッターメニューと分散させるなど、上手く引き算することがポイントです。

SEOを意識して本文中にリンクが多過ぎても、かえって見づらくなるので注意しましょう。

整理された情報

スマホで閲覧する際は画面の幅が狭いため、スクロールの度に情報が途切れがちです。

特殊なレイアウトで制作してしまうとコンテンツ同士が離れやすく、読み手に情報が伝わりづらくなりかねません。

ブロックごとに情報が整理されているとデバイスに左右されず、画面内にまとまって表示されるため、スクロールの際にも目で追いやすくなります。

メニューバーの活用

見やすいホームページには、ヘッダーメニューや問い合わせへのボタンなど、分かりやすいナビゲーションが必須です。

ヘッダーメニューは重要な項目のみ表示させ、フッターメニューと分散させるなど、ユーザーが簡単に目的のページにアクセスできるように配置を工夫しましょう。

必要とする情報へのアクセスが便利だと、より長い時間ホームページを見てくれる確率が高まります。

モバイルフレンドリーについて

モバイルフレンドリー(Mobile-Friendly)とは、Webサイトやアプリがスマホやタブレットなどのモバイル端末で、適切に表示および操作できることを指します。

Googleなどの検索エンジンはモバイルフレンドリーなWebサイトを評価し、モバイル検索結果で優先的に表示する傾向があるため、スマホで見やすくすることはSEOにおいても重要なポイントです。

特に近年はスマホでの情報閲覧が主流なことから、モバイルフレンドリーなホームページを追求することは必須と言えるでしょう。

  1. レスポンシブデザイン
  2. タッチ操作がしやすい
  3. ページの読み込みが速い

※ページの読み込みについては『Webサイトの表示速度を上げる方法』で紹介しています。

これらのユーザー目線に立った施策を行い、ホームページを時代に合わせてアップデートすることが大切です。

この記事を書いた人

折崎 和真

折崎 和真

scyan(シアン)代表 / Webコンサルタント。山口県出身。アパレル販売・マーケティングツールの営業を経て、2020年創業。BtoB・BtoCでの経験を活かし、顧客心理に基づいたWeb制作や広告運用を行っています。認定資格 LINE Green Badge「LINE公式アカウント Advanced」「LINE広告 Advanced」取得。

関連記事一覧

注目記事