ポータルサイトをやめられない理由
この記事は「広告掲載を検討している人や、広告依存から脱却したい人向け」の内容です。
誰もが最初は希望や期待感を持って掲載を始めるのですが、徐々に反響が落ちてきたと気付いた頃には、広告依存へのカウントダウンが始まっています。
特にポータルサイトは自身で運用することができないため、途中で手を打つ方法がプランを上げるしかないのが現状です。
適切に広告を利用すれば一定の効果は見込めるので、沼にハマらないためにもきちんと実態を把握しておきましょう。
ポータルサイトの実態
サービスの周知拡大や集客を増やす方法として、最も手っ取り早いのがポータルサイトへの広告掲載です。
美容業界はホットペッパービューティー、飲食業界は食べログなどの有名媒体がありますが、知識を持って活用しないと想定以上に費用が膨らんでしまいます。
これまで「やりたくないけど仕方なく載せている」「最初だから載せただけでやめる予定」といった言葉を沢山聞いてきましたが、実際は一年経っても広告掲載を続けているところがほとんどです。
このような状況がなぜ起こるのか、その原因を考えていこうと思います。
広告依存の仕組み
有名な広告媒体に掲載することは大きなメリットですが、それだけで必ず効果が出るものではありません。
よく「載せたのに全然効果がなかった」という声を聞くのは、サイトの中でも激しい競争が繰り広げられているからです。
集客に繋げるにはユーザーに選んでもらう必要があり、サイト内の掲載順位と情報の内容でふるいにかけられます。
集客力の高い広告ほど大手の競合も増えるため、掲載プランを上げたとしてもなかなか先が見えません。
その結果、掲載順位が下がる→予約や問い合わせが減る→掲載順位を上げるために費用をかけるといった負のサイクルが生じ、やめたくてもやめられない状況に陥るのです。
それでは、このような負のサイクルに陥りやすい要因をいくつか紹介します。
① 広告以外の集客方法がない
広告掲載している間は媒体の恩恵を受けることができるので、余程でない限り見る人がゼロにはなりません。
他の方法だと最初は集客できなくて当たり前ですが、広告からの集客に頼りきっていると、効果が下がった時に失客への不安がどんどん膨らみます。
ホームページやSNSは結果が出るまで時間がかかりますが、ある程度コストを抑えながら顧客の囲い込みが可能です。
広告をやめる前提であれば、後で困らないよう第2・第3の方法を準備しておきましょう。
② リピータが定着していない
どの業種にも言えることですが、リピートしてくれる人がいなければ、その分新規を獲得しなければなりません。
しかし、これだけ選択肢の多い時代なので、顧客満足度が低いと次回利用してもらえる確率は一気に下がります。
あの時きちんと対応しておけば良かった…とならないよう、定期的にお客様との向き合い方を見つめ直すことが必要です。
③ 広告に関する知識がない
「分からないから任せておこう」というのが一番危険で、知識がないと掲載費用の大小だけで判断してしまい、効果が出なかった時に何の対処もできません。
インターネットや同業者から参考になる情報が見つかるかもしれないので、知識がないということで片付けようとせず、実際に導入している人の声を探して下さい。
広告や集客ツールを検討する際、ターゲットと売上を想定することが重要です。
クーポンが必要な媒体であれば、それをメリットと考えている人が見ている可能性が高いため、そこからの集客と単価のバランスを考えないといけません。
また、お店のイメージや雰囲気が媒体に合っておらず、サービスの魅力が伝わっていないケースもよく見かけます。
きちんと広告の特徴を把握し、打ち出したい内容が違和感なく反映できるものか慎重に検討しましょう。