ホームページ制作の費用
この記事は「ホームページ制作の費用を把握したい人向け」の内容です。
ホームページ制作は安くても数万〜数十万という料金設定のため、多くの方がなるべく損したくないという気持ちをお持ちだと思います。
費用の相場や販売方法を知っていると足元を見られずに済むので、知識を持ってどこに依頼するか検討することが可能です。
ホームページ制作の相場
ホームページ制作を依頼する際に、その効果と同じくらい気になるのが費用だと思います。
実際に事業者の方とお会いすると、「ホームページって高いんでしょ?」「業者によって金額が全然違う」といった声をよく聞きます。
どんなサイトを作るかで大きく異なりますが、一般的なホームページ制作の相場は以下になります。
- 1P〜の小規模サイト:5〜15万円
- 5〜10Pの中規模サイト:25〜50万円
- 15〜20Pの大規模サイト:75〜100万円
レスポンシブデザインやWordPress化などが最初から組み込まれている場合もあれば、追加で費用がかかる場合もあるので注意しましょう。
ホームページは数十年前から存在しますが、なぜ費用の相場があまり知られていないのか解説します。
制作費を知らない理由
① コストの上限がないため
以前の記事『ホームページ制作の選択肢』でも書きましたが、ホームページ制作において最も大きなコストが人件費です。
どんなホームページにしたいかによって工程も変わってくるため、機能の多いものやデザインの凝ったものを作ろうとすると、その分人件費が多くかかってしまいます。
オーダーメイドといえばよく聞こえますが、費用に関しては上限がないので注意しましょう。
② 業者ごとに異なるため
フリーランスは人件費が自分一人なので、ページ数が少なければ数万円〜依頼できることもあります。
個人のスキルや実績にもよりますが、中規模のホームページであれば20〜30万円で制作を依頼できるでしょう。
制作会社は携わる人数が増える分、費用の相場はフリーランスより高めです。
小規模な会社であれば30万〜50万で依頼できるところもありますが、SEOを含めた完全お任せだと100万円を超えるところもあります。
③ 販売体系が曖昧なため
ホームページ制作会社には、文字通り「制作」を行っているところと、ホームページやランディングページと称して、CMSなどのシステムを販売しているところがあります。
※CMSに関してはこちらの記事をご覧ください。『CMSとは?』
両者の料金体系としては、一般的に以下のようなケースが多いです。
前者:ホームページ制作費を現金一括+月額サポート費
後者:システム購入費をローンで分割+月額サポート費
意外と「何に対して費用を支払うか?」という点を見落としがちなので、総額とサポート内容をよく見て検討するようにしましょう。
運用コストを考える
ホームページは作ってすぐ効果が出るものではなく、継続的な運用によって検索結果に反映されていくものです。
「制作に多大なコストをかけた結果、運用するための予算が尽きてしまった…」とならないために、今後の運用を踏まえて判断しましょう。
ご自身で運用を行いたい方は、サーバーをレンタルしてWordPressで制作すれば、毎月かかる保守費用を抑えられます。
ただし、プラグインの更新やテーマファイルの編集による不具合は対応してもらえない可能性があるので、事前にきちんと確認しておくことが大切です。
保守費用について
保守費用はホームページの運用や維持管理にかかる費用で、サイトの規模やサポート内容によって月額数千円〜数万円程度かかります。
サポート費用と称されることもありますが、一般的な保守費用の内訳として、以下を把握しておくといいでしょう。
ホスティング費用
ホームページを公開するために必要なサーバーの利用料や、独自ドメインの登録・更新にかかる費用になります。
ご自身でサーバーやドメインを契約して管理する場合、保守契約で含まれる内容が適用されなくなってしまう場合もあるので、その点に関しては注意が必要です。
コンテンツ更新費用
ホームページのコンテンツを定期的に更新する作業や、新しい記事・画像の追加などが該当します。
契約内容によって対応してもらえる範囲も異なりますが、基本的には中〜上位の保守プランに含まれる場合が多いです。
セキュリティ対策費用
ホームページの定期的なセキュリティスキャンをはじめ、脆弱性を狙った攻撃を防ぐWAFといった設定が含まれます。
自分で行うにはある程度の知識が必要になってくるため、最低限の保守に含まれていれば、制作元にお願いするのがベターかもしれません。
データ管理費用
データファイルのバックアップやデータベース管理にかかる費用が該当します。
ホームページが表示されなくなったり、レイアウトが崩れたりといった万が一に備える作業のため、こちらも保守内容に含まれる場合が一般的です。
メンテナンス費用
ホームページの状態や動作を確認し、問題が発生した際に修正を行うための費用になります。
保守契約を結んでいない場合、その都度費用がかかったり、対応範囲が限られたりする可能性もあるので注意が必要です。
SEO対策費用
検索エンジン最適化を行うための費用で、キーワード分析やサイト構造の改善など、ホームページの上位表示を狙う施策を行います。
基本的な保守内容に含まれることは少なく、上位のサポートプランや追加費用での対応が一般的です。
保守費用は毎月のコストとしてかかってくるため、ホームページを検討する段階で制作費と合わせて試算を行いましょう。